鹿児島2日目
2日目は知覧方面へ。
始発のバスに乗るために、まだ明るくなりきる前に宿を出発。
1時間以上バスに揺られ、まずは知覧武家屋敷庭園へ。
ほとんど独り占め状態できれいなお庭を堪能。
この辺は、中を見れるお庭もあれば、実際に住んでおられるお宅もあります。
一人で歩いていると、地元の方に声をかけていただき、いろんなエピソードを聞かせてくださったり、「これはお茶の花ですよ」と教えてくださったりしました。
白いのがお茶の花だそう。
そして次は、知覧特攻平和会館へ。
そもそも鹿児島へ行ってみたいと思ったきっかけが、この特攻平和会館でした。
館内には多くの手紙や写真などの展示品がありました。
怖くなかったはずがないのに、もう出撃がすぐそこに迫っている特攻隊員たちが朗らかに笑っている写真がいくつもありました。
もうすぐ、確実に死ぬのに、彼らはなんでこんなにすてきな笑顔で笑えるんだろうと考えていました。
若すぎる少年、青年たちです。
この言い方が合っているのか分からないけど、この人たちの犠牲の上に今の自分の生活があるんだと思うと、大したことないことで文句を言ったり、腹を立てたりすることがものすごく恥ずかしく、なんてちっぽけなんだろうと思いました。
何もかもを肯定的に受け取る、とかではなく、しょうもないことはさっさと水に流して、母と愛犬と暮らすこの幸せな日々があることに、当たり前のように「明日」の話をしている毎日に感謝して、存分に噛み締めて生きよう、そして私も、あの写真の彼らのように、朗らかに笑って生きたいと思いました。
出撃前に家族へ宛てた手紙をたくさん見て、私も母へ出来るだけ手紙を書こうと思い、鹿児島旅行から帰って数日後の母の誕生日に手紙を書いて渡しました。
そして、特攻平和会館の次は、砂むし温泉へ。
仰向けに寝転んだ上から砂を被せられるのは初めてだったので、砂ってあんなに重いんだなと知りました(笑)
だいたい10分程が目安とのことだったので、13分くらいで砂から出たけど、思ってたほどはポカポカしなかったな。期待しすぎてたかな😅
バスの時間をやや気にしながらお風呂にも入って(むしろこっちで温まった)、宿へ。
宿の目の前が最高の景色。
翌日は山川港からの朝一のフェリーに乗るので、山川港付近で泊まりたくてこのお宿に決めました。
お宿の方がとても親切で、有難かったです。
食堂もあり、夜ご飯に鰹のたたき定食をいただきました。
お部屋は一番お安い部屋にしましたが、一人で寝るには十分なお部屋でした。他の宿泊客の声が結構聞こえてたけど、私は気にならないので全く問題なし。
少しだけ母とテレビ電話をして、早々に就寝。